ラクトセラムの効果

新陳代謝への効果

成長促進因子として見出された成分。別名ビタミンB13
・免疫細胞,小腸上皮細胞など,分裂盛んな組織での半必須栄養
・低栄養状態での免疫賦活効果を確認
・生合成がミトコンドリアの呼吸鎖とリンク,加齢や酸化ストレスで合成能が減少
・高齢者,入院患者での核酸不足(免疫能低下)が予想される。
・マウスで創傷治癒への促進効果も確認しました。

エネルギー代謝への効果

・低酸素,低血流,低血量状態での組織ATPレベル維持効果
・消費(必要)酸素量の低減効果,酸素の利用効率の改善効果
・絶食条件での肝グリコーゲン,血糖値の低下抑制効果
・酸化ストレス障害,虚血再灌流障害に対する組織の保護効果
・ドイツでの心臓薬としての長年の実績
・抗疲労作用をマウスや人で確認しました。
・マウス,ラット,人で必要酸素量の低減効果を見出しました。

抗酸化ストレス障害

・虚血再灌流による酸化ストレス障害モデルで,心筋や神経細胞の保護効果
タミンCEなどとは異なる抗酸化のメカニズム。
・酸素の利用効率の改善効果の結果として,活性酸素の発生量の低減効果と推測。 
・ブロイラーの暑熱ストレスモデルで,過酸化脂質生成を抑制しました。

免疫や炎症のモジュレーター

・抗喘息薬(LTD4受容体拮抗薬)の創薬スクリーニングでヒットしました。
・好酸球の気道への浸潤や炎症性サイトカイン抑制効果を確認しました。
・Th2型の炎症におけるTh1/Th2バランス是正効果
・モルモットのタバコ暴露COPDモデルでも気道炎症の抑制効果を確認しました。
・花粉症への即効的な効果も確認できました。
・猫の自然発症口内炎への効果を確認しました。

血漿尿酸値の低減,上昇抑制効果

・ATP分解による尿酸生成の抑制効果(運動時,飲酒時の尿酸値上昇の原因)
・DNA,RNA合成の際に等モルのプリンを消費する
・腎臓近位尿細管(URAT1)による尿酸の再吸収を拮抗的に阻害(尿排泄促効果)
・運動後,プリン体摂取後の血漿尿酸値上昇抑制効果を見出しました

強肝作用

・国内では肝臓薬(処方薬,600㎎)としての実績があり,ドイツでも医薬品。
肝臓は核酸合成の主臓器で核酸合成の負荷軽減効果が考えられます。
ピリミジンは解毒のためのグルクロン酸合成にも関与する成分です。
・悪酔い状態の改善,予防効果

  飲酒で低下した
SpO2と悪酔い症状に相関が確認できました。

脳,神経系への効果

・ラットの副腎,褐色脂肪組織,肝,腎,すい臓などでの交感神経高揚作用。
  麻酔ラットの十二指腸投与モデルで評価。アドレナリンも上昇しました。
・ドーパミン,アセチルコリンなどの高揚効果。
・心拍数の低下効果を確認しました(交感神経副交感神経のバランスに効果?)。
・血漿コルチゾールの低減(抗ストレス作用)。
・マウスでの抗不安作用
・神経細胞死の抑制作用,保護作用
  ラット海馬細胞の虚血再灌流障害によるアポトーシス抑制効果
 
 ラット網膜神経節細胞の障害モデルでの保護作用を確認しました(緑内障)

睡眠への効果

・睡眠時無呼吸状態でのSpO2の下がりが少ない(簡易検査でのデータ)
・いびき,歯ぎしりの時間や音量の減少(熟睡アラームアプリで確認)
・翌朝の寝覚め時間が早くなります。

血糖値への効果

・dbdbマウスで,インスリン分泌能の継続効果を確認しました。
・1型糖尿病の犬への投与で血糖値や糖化アルブミンへの効果を確認しました。
・絶食時の血糖値の低下(低血糖)は抑制します(ダイエットをサポート)。

準備中

新着情報・お知らせ

2023/8/7
過酸化脂質生成抑制剤の出願が特許査定になりました。
2023/6/13
血漿尿酸値への効果を追加しました。
2023/5/15
花粉症出願が特許査定になりました。
2023/2/21
第4回日本ヘルスケア学会年次大会で口頭とポスターで発表します。
2022/12/13
暑熱ストレスへの効果を追加しました。 

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